理解されない発達障害グレーゾーンは、身近に居る。

発達障害グレーゾーン 病気と障害

発達障害グレーゾーンこの言葉、ご存じますか?
ADHDやASDやLDと呼ばれる症状と診断することはできないが、その傾向にあるという曖昧な状態です。
そのため、障害者手帳にはならず、あくまでメンタルクリニック通院となり、症状の緩和などで終わってしまうことが多い。

社会的には、一般の人とそん色なく過ごせたりする。
しかし、特定の分野が苦手なため、努力してもうまくいかない。
そのため、周囲からは「この人、怠けている」「こいつ、いつまで経っても仕事出来ないなー」「なんで、人の感情を逆なでするようような言動をするの?」など、不快感を周りに振りまいている存在として扱われる。
そして、退職を迫られたりする。

ところが、ある分野や手法を変えるだけで、一般の人より集中して作業したり、最短の解決策を導いたり、いわゆる天才の素養を持っている。
例えば、東大入学した学生がADHDであったが自分にあった手法で行った結果、「東大に合格し、慶応に落ちた」「東大の問題が自分に合っていた」と、話していた。
その時の力は、一般の人をはるかに凌駕することもあり、それが学業や業務査定に反映されたら成績や給与の大幅アップされてもおかしくない人達でもある。
野球に例えると、バントの名手、代打の切り札、ストッパー、代走など、その道で絶対の自信と実績を持ち、チームに無くてはならない存在。
替えが効かない、有能な選手。
スペシャリスト
しかし、一般企業ではひとたび障害者のレッテルを張られると査定は、マイナス査定されてしまい、一般の人に比べて給与が少なく、あまり上がらない。
これは、ハローワークや障害者支援施設に行って話を聞いた時、口をそろえて職員が話していたので、間違いが無いと思われる。

しかし、残念ながら偏見と差別によって特質する能力を生かすことなく、埋もれている人材が沢山いる。

例えば、ASD気味のグレーゾーンの人は、対人関係に難があるが、興味を持ったものに対してルーティン作業が得意なので、興味が合致した時に行うパフォーマンスは、マシン並みの正確さで一般の人を凌駕する。
飽きないので、腕前は上がるし、結果企業業績もあがる。

ADHD気味のグレーゾーンの人は、落ち着きが無く、注意が散漫。
しかし、自分の型にはまった手法を導き出したときは、独創的な発想で、表現したり解決したりする。
一般の人にはまねできないロジックなので、天才肌にみられる傾向がある。

LD気味のグレーゾーンの人は、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」の分野で一つ又は複数苦手な人で、その分他の分野が秀でている場合がある。LD障害の有名人で言うとスピルバーグ、トムクルーズ。

どれも、理解して特性を発揮すると、とてつもない力を発揮する可能性がある。
少子高齢化で人材不足になるなか、発達障害グレーゾーンの人の隠れた才能を引き出すことが出来る企業が、今後素晴らしい発展することになると予測する。

なぜなら、アップルの創設者スティーブジョブズもアスペルガーという障害を持ちながら、世界で有数のトップ企業に押し上げたのだから。
障害者を差別する企業に明日は無い。

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